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価格:1,760円 |
長期投資で成功するためにはどうすればいいのか。
この問いに対する本書で示される答えは実にシンプルだ。
本書で述べられる方法論は実にシンプルで理解しやすい。
何を隠そう，本書こそ，私が投資について勉強を始めた最初の一冊である。
投資の入門書として，まさに好適の一冊といえよう。
投資に必要なことは，まずは貯蓄。
月の収入が支出を１円でも上回っていれば，お金は増えていくという実にシンプルな答え。
次に，分散投資。
個別銘柄ではなく，インデックスファンドに投資することで，リスクを抑えて投資を行うことができる。
そして，ドルコスト平均法。
毎月一定額投資を行うことで，天井で買って底で売るということがなくなり，結果として相場の変動にかかわらず長期的には利益を得ることができる。
そして，リバランス。
ポートフォリオに占める割合が偏った時，価値が上がったものを売り，下がったものを買う。こうすることで，暴落のリスクに備えることができる。
実に理に適っている。
投資をやるかやらないかだったから，やった方がいいのだ。
そして，早ければ早いほどいい。
投資に興味があるが，何をしたらいいか分からないという人は，まずは本書を読んだらいいと思う。
自分が何をすべきかわかるだろう。
本書の内容については，ほぼ異論はない。
だが，一言付け加えておきたいのは，私は，本書がインデックスファンドを強烈に勧めているにもかかわらず，一切止めてしまったということだ。
分散投資という考え方自体は素晴らしいのだけど，インデックスファンドだと，上がらない銘柄にも投資をすることになるから，リターンは少なくなる。
上がる個別銘柄つまり，経済的堀のある企業の株に複数投資すれば分散投資としては十分なのではないか。この点については，以前紹介した書籍が参考になろうと思う。
本書では，上がる個別銘柄を選ぶことはできないとしている。
そのように考える方はインデックスファンドを買えばいいと思う。
個別株を調べることには時間もかかるが，インデックスファンドなら特に考えることなくルールを実践するだけでいい。
個別株を選ぶか，インデックスファンドを選ぶかは，個人の判断だと思う。
お気に入り度：★★★★☆
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前回
書評：大衆心理を利用して利益を上げる! FX・維新流トレード術 / 維新の介 - Coomaの日記
次回
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